ネット銀行で口座を持っていると、ネット証券と組み合わせて使用することで様々なメリットが得られます。今回は「楽天銀行と楽天証券」について記していきたいと思います。
楽天銀行と楽天証券には2つを連携させる、マネーブリッジという仕組みを使用することで多々のメリットがあります。
その1 ハッピープログラム
ハッピープログラムは楽天銀行の優遇プログラムです。
これを上手に活用することで、楽天ポイントがどんどんたまっていきます。
ハッピープログラムでは以下の5つの会員ステージがあり、
- ベーシック
- アドバンス
- プレミアム
- VIP
- スーパーVIP
ステージごとに上記の特典が得られます。
これらの取引を行うことで、その都度ポイントが得られます。
また、楽天証券で投資信託を保有しているだけで、10万円ごとに4ポイント得られます。
参考に今月ハッピープログラムで得たポイントです。
これはつみたてNISAで買い付けた分も含まれています。
つまり、毎年40万円の買い付けで1年後には16ポイント+値上がり分(10万円ごとに4ポイント)が得られます。
20年後もこの制度が続いていれば、320ポイント+値上がり分(10万円ごとに4ポイント)が毎月得られることになり、得られたポイントで投資信託の買い付けを行うとその残高分のポイントもゲットでき、複利で資産が増えていきます。
私の実績では2019年から eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を積み立てており、現在の評価額が120万ほどあるため、48ポイントもらえて今後も増えていくことが予想されます。
このようにどんどんポイントが貯まっていきます。
会員ステージを上げる方法は以前では、投資信託を毎日100円買い付けることなどがありましたが、ここ最近は対策されて使用できなくなった”裏技”がいくつかあります。
しかし、楽天経済圏より良い経済圏がないため、このハッピープログラムは有用だと思います。
その2 普通預金金利アップ
楽天銀行の普通預金金利は年0.02%ですが、マネーブリッジを行うと5倍の0.10%になります。
ちなみに参考ですが、
都市銀行の三菱UFJ銀行の普通預金は年0.001%
地方銀行の宮崎銀行の普通預金も0.001%です。
普通預金金利でも、都市銀行、地方銀行の20倍ですがマネーブリッジを行うことで100倍の金利を受け取ることが可能になります。
普通予期なので定期預金のような動かせないお金ではなく、口座にお金を入れておくだけで良いというのが魅力です。
その3 自動入出金(スイープ)
楽天証券で買い注文をしたとき、楽天証券の口座に資金がなくいても楽天銀行の預金残高から買い付けを行うことができます。
この仕組みをを利用することで、楽天証券の口座の残高設定を「0円」にしておき、投資信託を買い付けることで“その1 ハッピープログラム”の取引に最大3件分がカウントされ、また、取引により楽天ポイントも得られます。(最低金額の100円分の買い付けから利用可能です)
また、常に楽天銀行に資金が集まる(楽天証券に分散されない)ため”その2 普通預金金利アップ”で得られる金額もアップします。
この自動スイープの手数料はもちろん無料です。
番外編 配当金受け取りプログラム
株式配当金受取を楽天銀行に設定することで、1件につき10円の現金をゲットできます。
毎月プログラムにエントリーする必要がありますが、高配当投資を行っている人で配当金受取が多くある人にはメリットがあると思います。
これのプログラムは楽天証券ではなく、SBIネオモバイル証券との相性がとても良いです。
配当金は単元株からだけで無く、単元未満株からの配当金であっても1件につき10円得られるため、SBIネオモバイル証券で自作の高配当ファンドを組んでいると配当があるたびに10円をゲットできます。
しかし、このプログラムを利用するには注意する点があります。
NISA口座を開設し配当金を得ている場合は「株式数比例配分方式」に設定しなければ配当金に課税されるため(本来、NISA口座の株式からの配当金は非課税)、楽天銀行を「登録配当金受領口座方式」に設定するこのプログラムではデメリットとなります。
まとめ
楽天銀行と楽天証券を連携させることで様々なメリットを得られます。
“楽天経済圏”と言われるように、楽天グループの2つを連携させるだけでも楽天ポイントがどんどん増えていきます。
また、そこで得られたポイントを再投資することで資産が益々増えていきます。
これらを上手く活用し資産形成を行っていきたい思います。
以上となります。それでは!
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